駄文生産

長続きしますように

天かすに妥協するな

 大学4年生、最後の夏休み。流行り病は19からカウントすると4年目を迎え、暑さもへっちゃらなご様子。私は汗でずり落ちるメガネを直しながら、自動車学校に通ったり(通わなかったり)している。自動車学校の時間とお財布に評価の軸を置くと、駅前のはなまるうどんが昼食選手権でぶっちぎりの1位になる。気になる2位は隣に並ぶマクドナルドである。お気に入りメニューの温玉ぶっかけ360円に、フリートッピングのねぎ、わかめ、七味、そして天かすを入れる。安くておいしいからうれしい。

 元々は丸亀製麺派であり、アプリをダウンロードしてスキャンしてもらっては、レジで渡されるうどん札をせっせと集めていた。しかし、ここにきて天かすの偉大さに気づいてしまったため、揺らぎが生じてしまった。丸亀製麺の天かすは、揚げ物のカスを集めた本物のカスであるが、丸亀製麺の天かすは既製品の、丸っこくてかわいいタイプである。口当たりも主張の強さも全く違う。恐るべし天かす!

 

 天かすは関西方面だと揚げ玉と呼ばれるらしい。確かにどちらも聞き覚えはある。そんな揚げ玉を主役に据えた「揚げ玉丼」は、上沼恵美子により考案された料理である。こんなのを見ると、うどんのフリートッピング程度は天かすをまだ信頼しきっていないと痛感する。

 そもそも学食のたぬきうどんは300円でありながら、天かすは既製品のものである。1年生のころから天かすのポテンシャルを感じる機会はあったのに、今になって既製品の天かすにありがたみを感じている。早く丸亀製麺は既製品の天かすを置いてください。

 


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(参考:上沼恵美子ちゃんねる)