駄文生産

長続きしますように

卒業旅行は中欧へ行け!(1)

 卒業旅行は海外に行きたい。できればユーラシア大陸とかヨーロッパに行きたい。そんなことを漠然と思っていたところで、友人から誘われて計4人で旅行に行くことになった。旅行費を安く済ませることを優先させて、成田発7時間フライト、シンガポール着18時間待ち、13時間フライトの末にベルリン着というチケットを約13万円で調達。基本的にホステルでの宿泊で4人部屋を予約し、一泊3,000円程度。あとは観光をしたり飲み食いをしたらトータルで約15万円であった。

 オーストリア以外はびっくりすることなく日本と同じ値段感だったと思う。合計28万円でシンガポール→ドイツ→ポーランドチェコスロバキアオーストリア(→ドイツ→シンガポール)を周遊できるらしい(2023年2月時点)。もう渡航から1か月以上経っているが、振り返っていきたい。

 

罠ポイント

 荷物は小さいと便利であるが、お土産を入れられない。冬のヨーロッパは寒いので荷物がかさばるが、最低限の服なら35Lでどうにかなる。しかし余計なものを買えないというのは旅行においては本末転倒。ゆとりある荷物計画で旅行に行きたい。

 ゆとりは荷物だけではない。金銭面はクレカがあればどうにかなると思い、現金2万円をユーロに換金し持参したものの、4人分を支払う場面が多いと、すぐに限度額30万円スレスレになる。良心的な価格のアジア料理店や屋台以外は、スマホのタッチ決済で大体どうにかなるので、Apple PayかGoogle Pay に2枚分のクレジットカードを用意したいところである。ちなみにヨーロッパでJCBはお話にならない。VISAかMastercardの二択である。

 

シンガポール

 6時半に成田駅に着き、ポケモン飛行機に乗り15時くらいに到着。離陸するまでポケモンの音楽が流れていたので、ポケモンマスターになったと錯覚。いざ着いたらポケモンはいないし暑いし雨がすごい。靴下がすぐ濡れる。ジーパンは間違いだったと気づいたが、もうどうしようもない。乗り換えまで時間があるので市街観光をし、屋台でシンガポールチキンライスを食べて、アロエジュースを飲む。日曜日だったのであまり屋台は開いていなかったが、人はいっぱいいた。

 両替なし、通信手段なしで観光をしたため、Suica的なカードの残金が足りなくなったときにどうなっちゃうんだ~!?みたいな大変な状況が発生したがみんなの気合でなんとかなった。そのあとのフライトは座席の前横斜めに総勢10人近くの幼児に囲まれ、託児所24時状態に。耐え。辛かった。

 

ベルリン①

 託児所からの解放、サンドイッチとコーヒーが染みる。SIMロックがかかっていたので入れ替えに戸惑う。海外って難しいね~。大体の鉄道チケットはクレカのタッチ決済でスイスイ買えるので旅行者にやさしい。とりあえずホテルへ荷物を預けに行き、ベルリンのおいしいスコッチウイスキー入りチョコドリンクとケーキを食べる。Rauschという店らしい。そこかしこにクマの置物がある。ダジャレらしい。

 冷戦の展示(ベルリンの壁)やゲシュタポの本部に行く。ベルリンの壁は分厚いし2枚になってお堀システムであったため、乗り越える前に撃たれてしまうらしい。ナチスから共産主義陣営時代の連続感?を実感する。展示の内容が重い。戦争が終わったと思ったら壁に囲まれるって一般市民だったらキツイな、と感じた。ファシズム共産主義と資本主義がいっぺんにあった街ってなかなか無いと思う。夜はピザとビール。

 

ベルリン②

 朝からおしゃれなカフェに行きクロワッサンを食べ、ニンジン・リンゴのスムージーを飲む。市内をぶらぶらする。駅や地下鉄の路線によって治安が全然違う。鼻を突きさすケミカルな臭いは大麻らしい。落書きも多いし怖~となる。1日券を買ったら在来線も地下鉄もバスも路面電車も乗り放題。すべての国がそんな感じだったので快適だった。カレーヴルストという、ソーセージにカレー粉とケチャップが乗っている料理が屋台でたくさんあった。ビールに合う。夜は中世風のレストランでご飯を食べる。ナイフと手で頂くし、客が選ばれて毒見する(という演出)。アトラクションスタイルの面白くて楽しいレストランであった(値段も笑っちゃうくらい高い)。

 

ベルリン③

 ゆったりしつつ、コインランドリーへ。待っている間にカフェモカを飲む(おっしゃれ~!)。昼はフォー。大きい。ドイツ通の友人がおすすめしてくれたバームクーヘン屋でカプチーノとチョコレート味のバームクーヘンを食べる。雰囲気込みで美味しかった。そのあとマーケットでソーセージを買ったりスーパーに行ったりしてホステルで夜ご飯を作って食べる。ワルシャワに続く!(予定)