虎と追いかけっこ(夢日記)
ヒグマじゃないパターン
自然の中でゆったりしていると、物音がした。「これヒグマだったら絶対に命ないよな~」
この夢を見る前に読んでいたと思われる、福岡大ワンダーフォーゲル部事件のウィキペディアを思い浮かべていた。この時点でビビっているので体は動かない。結局、木陰から出てきたのは虎だった。
そもそも、ここ日本じゃねえのかよ!?が正直な感想である。野生の虎は危機感よりも物珍しさが勝つ。山で虎に遭遇といえば、山月記。
「李徴子!?絶対李徴子だわ!!」
と叫んでいた。失礼すぎる語りかけ。初対面の印象は最悪だったと思う。虎は威嚇し「お前殺ったるからな」という目で睨んで走ってきた。目で語りかけるイントネーションは関西弁。ここは中国じゃなくて甲子園なのか!?
李徴じゃないパターン
李徴じゃなかった普通の虎なので、私の身があぶなくなってしまった。
そもそも李徴子だったとしても、謎の断定口調で叫ばれたら煽られているとしか思えないだろう。そういえば漢文の授業はよくわからなかったし、センター試験の漢文パートは35点だった。漢文の授業は心地よく寝ていたし、国破れて山河ありのフレーズしか覚えていない。
まず、原作の(?)山月記では語りかけたのが袁傪だったところがポイントだったことを忘れている。友に話しかけられたから李徴は人間の心を取り戻したのであって、私は袁傪ではない。初対面の22歳に言われてもピンと来るはずがない。
李徴でも普通の虎でも絶体絶命なのは変わらないので、めちゃくちゃ走っていた。
走っている途中で起きた。全てが突拍子もなかったので、起きたときにメモしてあったものをブログに残しているけど、やっぱり意味がわからない。