駄文生産

長続きしますように

勝手に変わりやがって

 最近まで「乳液なんてベタベタするし、なんで必要なのかわからないわ〜」なんて調子だったのに、頬がカサカサしだした。乾燥と無縁だったはずなのに、気が付けば乳液のありがたみをひしひしと感じながら生活をしている。そんなこんなで、スキンケア用品の一式をライトタイプのセットを標準タイプに切り替えた。レジでお金を払うときに少し悔しい気持ちになったけど、別に値段は変わらないしな〜損はしてないから。

 

 もう2ヶ月経ったら、大学4年生になってしまうらしい。気分的には大学1年生のままだし本当に納得できない。納得はできないけど努力はしないので本当に何も起こらない。何も起こらないように見えて、なんか色々変わっているらしい。肌は乾燥するし、ドミノピザで胃もたれするし、大学生活は残り25%の差し掛かっている。スマホだったら充電するんですけど。

 

 変わらないことなんてないヨって言うけど、家にこもりっぱになりやすい中で「オンラインでなんでもできる」みたいに言われる中で言われるとムッとする。オンラインに適応して収入が増えたラフ次元の梅元さんみたいな人もいるらしいが、今のところ私のとっていいことは全くない。この時代も糧になったなぁとか今のところ全く言えない。実体のない空虚な流れにプカプカ浮かぶ2年、何?

 

 もうこんな生活いつまで続くんだよって思うけど、ここまで来ると自我が邪魔になる。社会への反骨心とか納得いかないぞ!というエネルギーのようなものがあった気がするが、ずいぶん小さくなった。思えば「自分は教育学を学んで社会を変えたい」みたいなことを高校のときの学部志望理由に書いた気がする。高1のときだったけど、そんなガチガチに決めてどうするんだよ。

 

 大体自分で決めて迷走しないことはない。でも人に決められると、その人のせいにできてしまうからよくない。でももう選択したくない。少なくとも今は大事なことを決めたくない。流れに身を任せられたら楽なんだろうけど、自分で決めたと思っても簡単に影響されるタイプだし……。後悔しない人生って言うけど、それを知って過去に戻れたとして頑張れるとは思わない。どうにかならないかな〜

終わりよければ

 3年前に亡くなった父方の祖父は、戦争が終わるまで武家の子孫の3男としてゆったり生きる野田のお坊ちゃまだった。終戦時12歳だった祖父は、色々あって東京の下町で修行を積んで畳職人になり、房総の祖母と見合いをする頃には祖父の両親は他界。人生大変そう〜って感じではあるが、ユーモアを忘れないヤニ畳職人であった。

 

 私が野田の本家の墓を見たときは圧倒的大きさとコケの生え方に仰天したが、残っている資産は代々の墓しかない。ちなみに祖父は3男なのでその墓には入れない。祖母は国民学校卒(戦時中で義務教育がウヤムヤになったパターン)で両親ののり漁を手伝うエネルギッシュな性格。あとめちゃくちゃ足が速い。エネルギッシュを通り越して常に動いていたマグロのような人なので、ドラマの撮影をしていれば自転車で野次馬する始末。野次馬ついでにエキストラとして出演し、岡田准一塚本高史と同じ画面に収まり奇蹟のスリーショットを果たす。

 

 二人はたびたび言い争っていたが、なんだかんだで仲がよさそうだった。タバコを嫌がる祖母に意地になって喫煙し続ける祖父は一種の名物だった。当時5歳の孫が「タバコっておいしいの?」と聞いたとき、「いちご飴みたいなものだよ」って笑いながら言った顔が忘れられない。祖父が5歳児に伝わるようにタバコのおいしさを表すと、いちご飴になるのか。アメスピだけに?

 

 私が物心つき始めたタイミングで祖父は職人を引退していたが、手は大きく骨ばっており、腰は信じられないくらい曲がっていた。もともと身長が高く顔立ちも濃かったから手は生まれつきかもしれないが。祖母はそんなに背が高くないため、丸まった背中の祖父と並んで歩くとちょうどよかった。

 

 孫が大学に行くと言ったとき、祖父は孫の進学先に全くピンと来ていなさそうだったが喜んでくれた。一方、祖母はなぜ女である孫が大学に進学する必要があるのか、ものすごく怪訝な顔をしつつも喜んでくれた。祖母こそ家父長制の犠牲者のようにも見えるが、幸せそうな2人の背中を思い出すとそんなことはこの二人にはノイズであるとなかったことにしたくなる。

 

 祖父は亡くなるまで2か月ほど入院していたが、祖母は毎日欠かすことなく通い詰めていた。祖父が亡くなったとき、祖母は一瞬泣いた後に祖父と旅行に行った話や、息子の高校から素行不良で呼び出されて夫婦2人で行った話をにこにこ話していた。祖父のことが心底羨ましくなった。絶対に戦時中・戦後から祖母との結婚までは話したがらなかったが、結婚して、息子が生まれて、孫が生まれて、それまでの苦労を超える幸せが祖父の晩年だったのだろう。

 

 祖母はなぜか祖父の仏壇にリポビタンDを供えている。鬼なのか。

 

これから一緒に……

殴りに行くより

 毎週聞いているラジオで、CHAGE and ASKAの「YAH YAH YAH 」が流れていた。よく「殴りに行くなよ暴力反対〜笑」みたいなことを言っていたが、衝動ややり切れないことに対して一緒に殴りに行くことが大事だったんですね〜。この歌のポイントは殴りに行くんじゃなくて、感情の発露を一緒に支えるエンパワメントなのかもしれない。全くもって憶測なのでわからない。いい曲だな〜と思った。ASKAお前はダメだ。

 

大混乱病棟

 思えば「振り返れば奴がいる」は、あまり見たことがないものの最終話のシーンでびっくりしたことだけは覚えている。なんそれ&なんそれ。こんな病院入院したくなさすぎるわ。このドラマの脚本を三谷幸喜は急遽頼まれて仕上げたらしい。普通に異質だしコメディ要素ないし。ウィキペディア大先生によると、織田裕二が「こんな悪役が生き残ってていいの〜?」みたいなノリで結末が変わったらしいとか変わっていないらしいとか……。

 

やっぱ三谷幸喜しか勝たん

 三谷幸喜は面白い。物心ついた時から見ている気がする。コミカルなやり取りからシリアスな交渉までなんでもやってのける。 たまに世界線が意味わからなくなる時もあるけれども、まあだいたい面白い。最近は女性の描き方がステレオタイプだったり、そこはセンシティブなんだからその描き方だとまずくねえかと思うこともある。

 

大河ドラマって高校の全てだったりするじゃん?

 「真田丸」はもうそれはハマった。テンポの良いやり取り、ユーモア、切なさ……そして毎回注目されてしまう大泉洋三谷幸喜大泉洋がコメディでしか扱われないことをたいそう嫌がるので、惨めだったりすることがよくある。思えば大泉洋は大学生時代、三谷幸喜主宰の「東京サンシャインボーイズ」を見て演劇の面白さを再確認していると2009年のブログで報告している。このブログの段階では出演に留まり「ついに会って話した」程度だった。

 

 今じゃあ舞台では引っ張りだこで、結構な割合でダメ男を演じさせられている。三谷幸喜的には、ユーモアはあるけどクズとか不器用とかの大泉洋が見たいのだろう。こんな奇跡ってあるんだな〜憧れの人がまさか自分に惚れ込むなんて!?事案。今回の大河でもおもしろオジサンじゃなくて怖い感じもありそうじゃん!?DeAGOSTINIの古畑任三郎買おうかな、SMAPイチローの回しかみたことないし

 

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参考文献

https://www.office-cue.com/diary/contents_view.php?id=8468

異常以上ゴミ未満、又は名もなき君へ

「異常以上ゴミ未満、又は名もなき君へ」、その名の通り下北沢で上演されていた舞台。カオスと熱気が持ち味の楽しい演目だった。なぜか10月にチケットを取っていた私はコートを着ながら下北へ。地下を降って小劇場に。舞台上には演者が待っているので「ありがとうございまぁす!」のお迎え。幕が上がるまで座長が盛り上げる。ここで少しギリギリに着いた自分を恨む。

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 初っ端から恋のダンスサイトみたいなノリノリな歌で楽しくなる。あとはもうカオスがカオスのまま進んでいくだけ。でもカオスでテンションがよくわからなくなるから超楽しい。クラッカーが渡されているので好きなところで鳴らす。楽しいね〜。2年前も同じ劇団の舞台を見たけど、そのときは飲酒可能でたくあん食べていた。なんか超楽しい空間だった。主人公役の野口かおるさんは高校がおそろっちらしい、うれしいね。

 

 本当に理解できないけどニュアンスとしては少しわかる程度、だけどラブアンドピースって感じでパワーがもらえる。座長のメッセージには「帰り道が少しでも楽しい気分になったら嬉しい」みたいなことが書いてある。「世界が平和でオメデタイ」とも書いている。それで大体どうにかなる。うまくいかないことばかりで嫌になるけど、まだなんとかなりそう。なんか救済されるんじゃないかな〜と思う。苦しいことが相変わらず多かったけど圧倒的パワーでやっていけそ〜多分。楽しかったな。

大阪島根旅行②(出雲と忘れ物JRマジ感謝)

 完全に①だけ書いて2か月近く放置してしまいまった。懐かしいな~って感じです。最近オンデマンド授業を溜めすぎていることに気づく。やっぱ私は対面向き。締め切り直前のリアペの存在を思い出して書くことができた。ボーナスポイントゲット~トゥットゥルルーン!!

 

2日目:神戸→出雲/銅剣・銅鐸

 朝の6時に起きて、適当に菓子パンを食べたら難波から神戸まで電車で揺られ1時間弱。7時半発のバスに乗ろうと思ったらヨボヨボのおじいさんがバスの中ですっ転んでいた。「こんなところで転んでいたらナントカカントカあらへんがな!!」と後ろの私に話しかける。おっ大丈夫ですか~~としか言えない。転倒じいさんの恥隠しってヤツすか!?くらい言えたかもしれない。そんなとき「アンタ何言うてんの!」とおじいさんに突っ込んだお連れ合いさんらしきおばあさん、ありがとうございます。4300円で出雲まで行けるなんていい時代だね。

 

 出雲着、とりあえずホテルに着替えを詰めたリュックを預け、出雲古代歴史博物館へ。電車もホテルも一畑グループ。島根は一畑グループが支えているらしい。昼を食べようと思ったら駅前に蕎麦屋があった。そばは嫌いだけど、うどんがあるだろうと入ったら本当に蕎麦しかなかった。蕎麦が嫌いなのを再確認してしまった。パスモが使えない電車に揺られ、山の中を30分。地元の人はパスケースに券を入れて見せるシステムらしい。最寄りの出雲大社駅まで乗っている人間は観光客くらいっぽい。駅から少し歩いて博物館に到着。出雲大社の変遷から史料や模型が盛りだくさん。一生分の銅剣と銅鐸をみて目的達成。電車までだいぶ時間があったので出雲大社に行ったらクソデカ国旗がはためいていた。もう言うことはありません。あざした……。

 

3日目:荷物が先に東京着

 出雲から大阪まで特急と新幹線に。5000円を切っていた早得チケットを駆使したため1回大阪で降りて東京までの自由席を購入する段取り。帰りは疲れているから新幹線使わせてもらう。大阪で下車、なんか肩が軽い。「着替えを詰めたリュック」を車内に置いてきたことに気づき、ホームにいた駅員さんに報告。アドバイスのもとJR西日本の忘れ物センターに。

 

 新大阪駅JR西日本忘れ物センターから新幹線内の車掌に電話してもらい、車掌はJR東海の東京駅忘れ物センターに連絡。財布とかは持っていたため、一安心。ただ、各機関が私にも電話で報告をしてくれるため、ずっとスマホの着信に気を張ることに。たこ焼きを食べ、途中で名古屋駅ホームのきしめんを食べながら待つ。無事全着信に1コールで応答。東京駅に着いた後、なぜかJR東日本の忘れ物センターに行くというミスをするも無事に荷物を回収。忘れ物が帰りでよかった~博多着とかだったらマジで笑えないなと思いながら帰宅。忘れ物はダメだね!

 

大阪島根旅行①(関西の洗礼)

あー誰か私の口座に5,000万円振り込んでくれないかなぁと思ったら10月が終わろうとしている。一人で旅行に行ってきたのでなんとなく振り返る。二泊三日で5万円ぐらい使ったし。

 

初日: 飛行機/エスカレーター/古墳/自分

 最後に飛行機に乗ったのは高校2年生の時の修学旅行。飛行機に乗りたいと思い立ち神戸行きを予約した。朝の6時40分発お値段9690円、空に浮いて移動できるアトラクション体験代としては安いのではないかと思う。堀テンションが上がりすぎて一気に疲れてしまった。私以外にこんなに興奮している人はいなかったと思う。うう21歳なのに。


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 神戸に着いたら早速エスカレーターの左側で突っ立って列を詰まらせてしまう。この流れを5回くらい繰り返した。東京にもあるチェーン店でモーニングを食べ私は古墳へと向かった。その日は4時半起きであったため正直時間の感覚がよくわからない感覚に。早起きは三文の得ってこういうこと?みんな関西弁を話していた。芸人しか話さない言語だと思っていたから普通に驚いてしまった。





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御廟山古墳

 

 世界遺産である百舌鳥の古墳群に行ってみたら、住宅街と雑木林にしか見えなかった。風情もへったくれもない自分の感性に頭を抱えて博物館で埴輪を見る。かわいいかった〜〜。その後えびす橋でグリコの写真を撮ってなんばグランド花月でお笑い見る。面白かった〜〜。なんば、全員関西弁喋る歌舞伎町みたいだった。猫は人を見た瞬間ダッシュで逃げる。


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 サイゼリヤでご飯を食べていたらベクトルの問題を解いている浪人生が「自分エスカルゴ食べたことある?」と話していた。二人称が自分の関西カルチャー遭遇に大喜びしてホテルで寝た。関西弁てとてもテンポが良いと思う。16ビートの鬼つんくが生まれたのも納得。

 

続きます多分

 

夏休み空費のちメンドゥ

 新学期が始まって約一週間、早速課題を溜めている。授業聞かないとなぁと思いつつなんとなく放置してしまう。いつもそう。このまま卒業するのも虚しいけどしょうがない。面倒くさいの威力は偉大であるため、何もしなくても時間は勝手に過ぎてゆく。このままじゃ良くないとは思うけれども、そこまでの意思はない。面倒くさいのエネルギーがお金になればいいのに。楽しく生きていきたい……。

 

 なぜかこの夏休みに唐突なお笑いブームがやってきた。「時効警察はじめました」の第5話をアマプラで見たのをきっかけに、空気階段の深夜ラジオを聴きお金を払ってライブに行った。ライブに行く途中、駅のエスカレーターに乗ったときに前に乗っていた警察官の拳銃をまじまじと見てしまった。 この拳銃を抜いたらどうなるんだろう……そんなことしたらライブに行けないじゃん、ということに気づいて事なきを得た。新宿に劇場があることを知り、大学から45分くらい歩いた。この前初めてキングオブコントを全部見た。センター英語の「この文章の中で不要な部分を選びなさい」問題みたいな文章になってしまった。

 

 気づいたら夏休みが終わってしまった。すべきことは何もしていない。この前就活の説明会セミナーみたいなのに出席したら、喋っている人が大泉洋みたいで爆笑していた。他人事すぎません?あなたの将来のコトですよ……。現実逃避だけはうまくできる。現実逃避の罪悪感を抱えながらコンテンツを消費していくのも辛い。けれども、今まで基本的に周りの環境に左右されながら生きてきたので、もうダメダメである。このまま面倒くさいのパワーに負ける毎日が続くことが容易に想像できる。

 

 高校の同窓会に行ったら、思ったより交友関係が広かったことを思い出した。あの頃の自分は確実にイタイ部分もあったけど積極的だったな〜とビックリ。楽しかった思い出……そのパワーが今欲しい。なんか「あの頃はよかった」って21歳で懐古するの早すぎません?去年バイトばかりしていたから貯金だけはある。就活があるからと過去の自分は必死で働いてくれたが、生まれた余裕を勉学や就活に回すことはしなかった。残念。もう開き直って遊びまくった方がいい気がしてきた。オレンジレンジ聞きます♪